遙かなる空へ

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【どうする家康】 清須でどうする! 感想

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信長は接し方がキツイだけで、内心家康と市を大切に思ってる、それはソレで問題な気が(汗)。

苦渋の決断で、今川を離反し、織田に付いた家康率いる三河勢は、信長の本拠地清須城に向かった…。

 

魔王事信長との再開よりも、お市の設定や家康との関係に対する是非が良くも悪くも話題になりましたが、少なくとも意義の有る展開に成ってました、家康に密かに憧れる、活発な男勝りの性格、文武両道な信長の妹お市(今まで帰蝶が担ってた設定を市に移したような感じ)これだけでも凄いのに尚更家康と接点を付けるのか、その答えは信長の妹と言う枠に縛られてる閉塞感と、本気で彼の幸せを願える真っ直ぐさ。

 

兄、周囲から優しく大切にされても、あくまで信長の妹、一人の女性としての扱い幼き頃から、男達の稽古に入ろうとしても周りから弾かれ、武術.馬術も、生かせす戦国の女性として生きるしか無いもどかしさ。

それが彼女の、実力で望む物を取れる乱世、信長が進む覇道を信じ憧れる原動力になってるかも知れない。最も後の彼女の人生を知ってるとこのまま乱世、兄を好きで居られるかとは思ってしまうわけで一種の危うさも見える。

 

そしてお市の個性は力に憧れるだけでは無くその優しく.気品有る気質、兄の意向と言う形と言え、慕っていた家康と結ばれるチャンスを彼に大切な人が居て、しかもその人が命の危機に有る事に憤ってる、家康の意思を尊重して自ら身を引く、(兄信長に家康は使える男だと言う念押しも忘れずに)若干お転婆な所は有っても決して自己中で向う見ずでは無い証になっていて良かったです。

 

意思と言えば家康の描写、忠吉から安易に頭下げるな、此方から言わないよう念押しされたのに、信長の圧に負けてやる、(妻子が人質になってるとは言え)この期に及んで今川との戦いは得策では無い事を主張する、相変らずの姿であったけど、お市との再会、氏直に駿府に帰還しなければ瀬名等の身が危ない事を示唆する手紙(しかも瀬名に無理やり書かせた血文と1話の思い出の品、兎の人形を壊して送ってる)を見て激怒、お市との縁談を辞退する代わりに今川攻めの先鋒を務める事を信長に誓う。

信長が納得出来る条件を提示してるのも凄いけど、あの信長に刀を突きつけられても怯まず目を見て接しられる、これまで臆病でもいざ!と言う時の決断力や心の強さは描かれてたけど、如何に家康が成長したか改めて解る描写で好印象、妻子をあえて奪い返すと言う表現を使ったのもスタッフのセンスを感じて良いと思いました。

 

賛否両論な傾向が有る4話ですが、先のように家康とお市の境遇と人柄の掘り下げ、家康が今川と戦う決意を後押しする、流れとしたは良く出来てると感じた所。

 

次回 今川戦、瀬名奪還作戦ですが・・・正信と半蔵の説明(汗)。