遙かなる空へ

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(アニメ コラム) 水星の魔女 ソフィの最期を見て。 

ノフィと言いノレア、地球の魔女には終始心揺さ振られた印象。

時に笑い、涙を流し(予想以上の憂展開にドン引き)しながら見てきた。

ガンダム 水星の魔女も残り2話、不安だった新規や若手層の評価も高く此処迄良い作品に作り上げた関係者には頭が下がる思い。

 

2クール目も色々と印象に残る話が多かったが得に脳裏に残ってるのは、1クール後半登場し憎しみと哀しみの呪いを植え付けて消えた地球の魔女の一人、ソフィ・プロネ。

 

相棒のノレアが(表向きは)冷静な振る舞いだったもの有り初登場の時点で戦闘狂染みた素行が目立ってた彼女がシャクディクの計画に拠るものとは言えノレア共々。

アスティカシア高等専門学園に編入した事には本当に驚いた。

 

明らかに裏有るやつ来て大丈夫?と危惧したが正体を知らないとは言え、

持ち前の明るさでスレッタ、地球寮の仲間と直ぐ馴染み、家族同然にしてる縫いぐるみを見せびらかす程仲良くなり、素行の悪さは有れど年相当に元気にはしゃいで学園を楽しむ姿を見る内、本当に仲間になるかもなと言う期待もよぎったがその結果は・・・。

 

美味しいご飯、ふかふかのベット 暖かいシャワーそして自分を愛してくれる家族。

学園を壊し、ニカやミオリネを消してでもスレッタ、幸せを手に入れようとしたソフィその幸せは(偏見や格差、大人達の野心とキナ臭い所は有れど)自分が潜入した学園にあった、でも幼い頃から貧困と暴力、行き場の無い悲しみと怒りが蔓延し安全性などハナから無いガンダムに乗って、生き残る為、欲しい物を手に入れる為なら相手を殺め奪って良い。

 

その価値観に囚われてしまったばかりにスレッタのいや、自分に取っても大切な人、場所に成りえる存在を傷つけた果てに何も掴めないまま消えていった

スレッタへの矛盾、残されたノレアとエラン5号の交流する切っ掛けと色々有るけど、

 

所属や行い云々では無く、幸せを求めても幸せの意味を知らないまま戦い続けるしか無い少年兵の狂気と悲しさそれもソフィが最期に視聴者に残した物の一つだと、

彼女の物語を振り返って思いました。

 

ソフィの事でもう一つ、次の話でボブ(グエル)が身を寄せる事となったフォルドの夜明けの拠点で彼女を慕っていた子供達が墓にお供え物をそえて涙を流すシーン。

取り返しの付かない事をした彼女にも愛する家族が居たといた、そんな事実を見て何とも言えない虚しい心境になったのは今だに忘れられない。