遙かなる空へ

気楽にマイペースに、少しでも前向きになれる何かを届けられたら。

(86-エイティシックス-感想) 2話 

anime-86.com

レーナも世間知らずのお嬢さんか良くも悪くも、でも可愛いから許す(オイ)仮初めにも主人公の所属先なのに早くも株を下げる共和国って何なんだろうね。

86-(エイティシックス)2話 前半の目玉たる対レギオン

指揮官として着任したレーナもとい視聴者に取ってもシン等スピアヘット戦隊の実力と現実を(後耐久性、快適性皆無なジャガーノーポンコツ振りとシンの無茶振りに頭抱えるおやっさんアルドレヒトの顔見世)実感させる。

 

晴天の空を隠し、大地を覆いつくす古の悪霊の名を持つレギオン、前衛を斥候型(アーマイゼ) 近接猟兵型(グラウヴォルフ)で固めその隣には攻守共にジャガーノートの比では無い戦車型(レーヴェ)そこに長距離砲兵型(スコルピオン) ジャミング用の阻電攪乱型(アインタークスフリーゲ)も加わる隙の無い編成、そのレギオンに86は挑み勝つのだ。

 

死角や遮断物の多い廃墟と言え、スペック的に格上のレギオンを翻弄し分断した上で仕留める、部隊長の指示を的確に理解して動ける隊員達の錬度と度胸には舌を巻くが、

それ以上にシンの人間離れした判断力と操縦力が凄い。当たれば終わりな鈍重な機体とは思えない動きで距離を詰め、ブレードで一閃、感情が無い筈のレギオンすら怯え怯む様は正に戦場の死神に相応しい姿だった。

 

戦いが終わり電子型も活動停止して夕日が見える、しかし彼らには達成感と笑顔も感じ切れなれない、それは視聴者が見知らぬ所で犠牲者が出たからかあるいは、杜撰な戦いの連続で生き残った喜びすら沸かないのか・・・。

 

一方レーナは士官学校で隠された共和国の本当の歴史と真実、五年前のレギオンの侵攻で正規軍が壊滅寸前に陥った共和国は主流兼支配層の白系種(アルバ)以外の

住民の人権等を剥奪、最前線になってしまった元居住区 86区に追いやり要塞建設、ジャガーノートに人権ないから人間じゃ無いと部品として乗せ死地に駆り立ててる(もうツッコミすらわかない・・・・)事を明かす。

 

高貴で平等を愛する人として同じ人間の86が死んでいる真実に目を向けるよう熱弁

するレーナに対し、周りの学生の生徒の反応は冷ややか、それは彼等が冷淡で無知と言うよりは、レーナも戦場で戦った事も86がどんな気持ちで生きてるかを知らない、理想に溺れた人間に変わりないと言う事実もまた見えてしまう、

 

自分は86を理解して振舞えてる、だから信じて貰える。

共和国に居るのが勿体ないレーナであっても無自覚に一種の傲慢さに染まっている

前半のスピアヘット戦隊の戦いの後だと尚更、学生の反応、アネットの忠告を知ってか知らずか・・・レーナは何時も通り86達に定例連絡を取る、自らの立場を彼女を知る時は来るのだろうか、(それでもレーナはやはり可愛い)。

 

戦場で戦う86と戦場を知らぬレーナ(一応父に連れられて行った事はある模様)の対比を前後で上手く分け

アクションパートのCGのクオリティは元より各レイアウトや演出も凄く凝って世界観の説明と視聴意識をかき立てたのも良かった。

 

次回 第3話死にたくない 

(早々に物騒なタイトル)