遙かなる空へ

気楽にマイペースに、少しでも前向きになれる何かを届けられたら。

12/30 雑記 

ちょうど世間は冬休みと言う事で、ファミリー向けアニメの感想

 

偶然 U-NEXTで見つけた まんが世界昔ばなし。

昔再放送や学校で置いて有った書籍版で見てたから懐かしくなって見た。

 

有名なまんが日本昔ばなしと比べると、知名度は低いが

出来そのものは決して見劣りする物では無いと思う。

(下手すれば大人すらトラウマなる描写含めて)。

個人的に気になった話を2話

9話 海の水はなぜからい?

ハンズ食べ物を恵みに兄の元に行くも、豚肉の切れ端持ってさっさと帰れ

嫌なら地獄に行けと言われ、素直に地獄に向うハンズ。

途中老人に地獄への道を聞くと、何故か知ってた老人はその真面目さに感心し

ハンスに道を教えるのであった、ツッコミが追いつかん(笑)。

 

薄暗く寂しい食卓が魔法の引き臼から陽気な音と共に出てくる飾りやご馳走で

クリスマスらしい賑やかな光景に変わり。

意地汚い兄が臼を盗むも、止め方を知らないばかりに文字通り

振り回されてしまう滑稽さ。

気味悪い背景に反し無駄に人間臭い悪魔達の描写。(因みに地獄は予約性で常に満席らしい)

幼児向けらしいメルヘンチックで有りつつも、テンポ良くユーモラスに海が辛くなった

訳を描いており見てて飽きない。

 

しかし臼盗まれたハンズ一家のその後が気になる、

最低元の貯えはあるだろうし 間が抜けてると言え根は素直なので悪い結果には

ならないとは思うが。

 

25話 おばあさんと白くま

今年何かと話題になった熊と人に関する話。

結局 人も自然も利口で純粋無害な関係に成れはしないそれでも、
言葉では表せない、種を越えた絆が有るのもまた事実。

 

老婆達と触れ合い、愛らしい仕草を見せる白熊の微笑ましい光景が前半描かれるからそ若者の誤射で

撃たれた恐怖と母を奪われた憎しみで、獰猛な獣としての姿を現す白熊。

人を襲ってしまう可能性を考えず狩りに連れ出したにも関わらず、

手のひら返しする村人達の姿が人と自然の二面性を視聴者に見せつける。

 

そして先の描写が有るからこそ、愛すべき家族を持つ、人間の傲慢と哀れみとは無縁な気高い凍土の狩人となった白熊の勇姿と、その晴れ姿を恩人に見せに来た思いに。

老婆で無くとも涙を流さずには入られないだろう。